N2南西諸島(しょとう )
沖縄県(おきなわけん)は日本で一番南、そして西にあり、たくさんの島がある県です。一番大きな沖縄本島(ほんとう)には、沖縄の中心の那覇(なは)という大きなまちがあります。海に行くと、きれいなビーチ(砂の海岸 ,beach)とビーチリゾート(休暇の時に行くホテルなど,resort)などがあり、島の北にヤンバル(=沖縄のことばで「山の中の森」という意味)とよばれる自然の森が広がります。この森に世界でここにしかいない飛べない鳥、ヤンバルクイナがいます。また、沖縄本島にはアメリカ軍の基地(きち)もあります。
本島のまわりには、久米島(くめじま)、伊江島(いえじま)などの島々があります。遠く南西300キロには、宮古島(みやこじま)などがあります。さらに、その南西には、石垣島(いしがきじま)を中心とした八重山諸島(やえやましょとう)があります。沖縄は広い東シナ海(ひがししなかい)という海にある島々です。そういった離れ離れ(はなればなれ)になっている島のことを離島(りとう)と言います。沖縄の離島には、飛行機や船で行くことができます。石垣島や宮古島のような大きな離島の空港には、東京(とうきょう)や大阪(おおさか)、名古屋(なごや)、福岡(ふくおか)などからの直行便も出ています。
日本の天気予報(てんきよほう)などをみていると、「南西諸島(なんせいしょとう)」ということばを聞くことがあるかもしれません。沖縄県の島々と、その北にある鹿児島(かごしま)県南部の島々をあわせて南西諸島と言います。その一つが奄美大島(あまみおおしま)で、南西諸島の中では沖縄本島の次に大きな島です。ここにはアマミノクロウサギという昔のままの姿をした耳が短いウサギがいます。とてもめずらしい動物で、大切に守られています。もっと北には屋久島(やくしま)があります。何千年も生きているといわれる屋久(やく)杉(すぎ=日本でよく使われる木材になる木)で有名です。これから南西諸島ということばを聞いたら、沖縄とか奄美大島のあたりの話をしているのだなと思ってください。
日本は南北、そして東西にとても長いので、北と南では全く気候(きこう)が違います。そのため、さまざまな自然を楽しむことができます。2月のなかばから3月のはじめになると、北海道のオホーツク海の海岸には流氷(りゅうひょう)がやってきます。北のロシアのシベリアを流れる大きな川、アムール川の水がこおり、流氷になって北海道まで流れてきます。そのころ、沖縄の石垣島などはとてもあたたかく、風がなく、晴れた日は半そでですごせます。南西諸島の気温が冬も高いのは、南にあることと、あたたかい海の水の流れの黒潮(くろしお)が赤道(せきどう)あたりから流れてくるためです。そのため、沖縄は、一年を通してあたたかいのです。海の中にはサンゴ(あたたかい海で岩のようなものを作り、その中に住む生き物)がひろがり、白い砂浜と青い海がきれいです。まるで熱帯(ねったい)のようなので、熱帯に近い気候(きこう)という意味で、亜熱帯(あねったい)気候(きこう)と言われています。南の島の雰囲気(ふんいき)をあじわえる沖縄そして南西諸島はとても人気のある観光地(かんこうち)です。日本や世界から、毎年、大勢(おおぜい)の観光客がやってきます。
ビーチリゾートに泊まった(とまった)り、ショッピング(買いもの,shopping)や沖縄のグルメ(おいしい食事)を楽しむなら沖縄本島に行くことをおすすめします。しかし、手つかずの自然やゆっくりとした時間を楽しみたい人は、小さな離島(りとう)に行くといいです。
文・写真:岡野秀夫 (2021.2.24)